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財務デューデリジェンス
財務デューデリジェンスとは何か?
M&Aにおいて、会社売却が行われている企業を買収するにあたって、それを買収する価値が本当にあるのかを見極めるのは非常に重要なこととなります。この買収価値の有無ということに関しては非常に客観的な評価が求められるわけですが、その時に行われるのはデューデリジェンス、買収監査と呼ばれるステップです。その中でも資産の劣化とか不良資産があるのかの確認、さらに債務の過少計上という問題を事前にチェックしてリスクを予防するのが財務デューデリジェンスと呼ばれるものになります。
財務DDは一般的に公認会計士へ依頼する
これは買収先の価値判断をするにあたって非常に重要な意味を持ちますが、同時に高度な専門知識が要されるので、監査法人や公認会計士に依頼するのが一般的です。そのようにして客観性を保ちつつ、正当な判断が下されるようにしているのです。この財務デューデリジェンスを行うことで、買収企業は本当に色んなことをチェックできます。特に重要なのが、将来的な収益力というものです。これを客観的に評価するには、過年度の損益推移を分析したり、顧客の獲得喪失履歴、取引条件の内容などを精査する必要があります。これを財務デューデリジェンス無しで行うことは不可能です。