文字のサイズ
- 小
- 中
- 大
その他
譲渡所得税
譲渡所得税とは何か?
譲渡所得というのは、資産の譲渡から得られる所得のことです。一般的な売買以外にも交換したり競売に掛けたり、財産分与や法人に対しての現物出資もこの譲渡に含まれます。つまりこうした譲渡があるときに所得税が発生するという訳なのです。具体的に譲渡所得の対象となる資産は土地・不動産・借地権・株式。宝石・ゴルフ会員権・直作権など多岐にわたります。しかし貸付金や売掛金などの金銭債権は譲渡所得の対象にはなりません。資産を譲渡するというのは、有償で譲渡を行うか、無償で譲渡するかに関係なく所有資産を移転する行為のことなのです。
譲渡所得税のかからない譲渡所得
M&Aの世界では譲渡所得税がかからない譲渡所得もあります。それはどのようなものでしょうか?例えば生活用動産の譲渡によって得た所得(家具・自動車・洋服)には所得税がかかりません。また強制換価手続きによって資産が競売されたときの所得も課税されないのです。他には債務弁済をすることが難しい時の資産譲渡、公社債権などの譲渡による所得、財産を相続税の物納に充当した時などが挙げられます。