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親族内承継
親族内承継とは何か?
事業を後継者に譲るときに、オーソドックスなスタイルとなってきたのがこの親族内承継です。つまり経営者の子息や子女といった血縁、もしくは親族関係にある人に事業を承継させるということです。特に大企業以外では、従業員などの親族以外の人物に事業承継をしたり、第三者へ会社を売却するというのは避けられてきました。親族内承継であれば自社株式を相続などでよりスムーズに移行できるほか、所有と経営の分離を回避しやすいとされてきたからです。
親族内承継のデメリット
しかし親族内承継にはデメリットも存在します。例えばその一つは、次の経営者のスキルや能力というものです。こうしたものをしっかりと認識しないと最悪の場合、事業の存続すら危機となるのです。また後継者候補が複数いる時には、内部の対立を招くこともあるかもしれません。こうしたトラブルを避けるためには、事前の準備が必要です。特に弁護士や税理士などM&Aに関する専門家に相談して承継計画を時間をかけてプランニングすることが重要なのです。