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経営権
経営権とは何か?
企業同士が合併をするM&Aの場合、合併時の合併比率というものがあります。その合併比率に置いて高い方の企業が、主に経営権を握ることになるのです。経営権というのは、実際の経営において大きく経営方針とか取締役の意見が反映されるもので、合併比率が低い方が結果的に会社売却となります。つまりM&Aが友好的なものでないと、合併後の吸収される側の運命というのは非常に厳しいものになるのです。これはなぜでしょうか。
M&Aをすると経営はスリム化される
なぜなら合併すると必ず、経営のスリム化というものが図られることになります。特に買収される側の企業では、取締役員や一定の収入があった役職者の多くがリストラに合い、資産売却をされることになるのです。借入があれば借入金を証券化され、新株発行としての再生資金に充てることができるでしょう。M&Aの基本的な考えというのはシェアの拡大で、いかに収益を上げていくかが大きな目的となります。つまりスリム化を図るうえでも、FAなどの財務体質改善にスキルの高い人材を仲介として依頼することが必要になるでしょう。M&Aを行って企業が大きくなることで、固定費が上昇し、合併後の経営難に陥る企業も稀ではないのです。