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筆頭株主

筆頭株主とは何か?

筆頭株主とは、その会社の株式を最も多く保有している株主のことを言います。日本においては、創業者やその一族、親会社、投資会社、取引先、主要取引銀行、機関投資家などが多いです。企業経営への意思決定に大きな影響力があるので、現在では上場企業等において筆頭株主に変更があった場合は速やかな適時開示、つまり重要な会社情報の開示が義務付けられています。筆頭株主と関連する用語としては、大株主と主要株主があります。企業の株式を大量に保有している株主を大株主と言いますが、企業の議決権のある発行済み株式の総数の10%以上の数に相当する株主のことを主要株主といいます。企業が有力会社と提携関係を結ぶために、相手企業の株式を取得することもあります。この株式の取得を強く進めて行き着く先が筆頭株主になります。筆頭株主は、たくさんの株主がいる中で最も株式取得比率が高い株主ですから、会社では筆頭株主に対しての影響も大きくなります。筆頭株主に経営上の意見を求めるケースも出てくるのです。

 

M&Aによって総合力を発揮できる

企業は出資会社との関係を強めていくため、M&Aをすることによって子会社化することもあります。相手企業を子会社化するには、25%以上の出資比率が必要になります。出資比率を50%以上にすれば、相手企業の経営権を握ることも可能になります。さらに相手が会社売却に応じれば、出資比率を100%として完全子会社化することができます。IT業界において大手企業がベンチャー企業に出資して提携関係を築くことが多くなっており、日本においてもIT企業の中ではベンチャー企業を次々とM&Aをしたり、会社売却を受け自社グループ会社として迎えているところもあるのです。そのため現在はグループ会社が500社を超えるまでになるほどになっているものも見られます。このように、多くの企業がグループとなると総合力を発揮できるようになります。以前に日本のIT企業が、中国のネット通販など展開している会社の筆頭株主になったことがあります。その会社の上場が実現することによって、日本のIT会社は筆頭株主なので莫大な利益を上げることになりました。

 

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