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相対方式

相対方式とは何か?

相対方式とは、M&Aの進め方のひとつですが、売り手が買い手候補1社ずつと交渉していく手法のことです。M&Aというのは、企業買収や合併という意味です。1社ずつと交渉するため、よい条件を提示する買い手にめぐり合うまでに時間がかかる可能性があります。そして、この方法ではM&Aが買収企業と譲渡企業との間で、どのようなニュアンスでこれが行なわれるかによって、両方の会社の行く末が大きく変わっていくことになるのです。M&Aには、大きく分けて2つのタイプがあります。この2つのタイプの両方ともに、2つの企業が合併することになります。まず1つ目のタイプは、売上げ拡大のために、獲物を捕ろうとするハゲタカがその獲物を眼中に入れるとそれを食うまで狙ってくる、敵対的買収です。もう1つは、後継者問題などで企業を守るためなどに歩み寄り行なわれる、友好的買収です。この友好的な買収の方法として、相対方式という方法があるのです。

 

相対方式は友好的M&A

相対方式は、双方が満足のいくM&Aを実現するために、もっとも良い方法として用いられているものです。M&Aの進行方法として用いられる相対方式は、売却会社に対し買収を希望する企業と条件の擦り合わせをしていき、M&A成立後に互いの企業にとって利益が出るように交渉していきます。そして、売る側と買う側の条件が揃えば、売買契約を結ぶというものなのです。またこの場合、買う側にとっては販路拡大や、新規顧客の構築などの利益を得ることができます。そして、売る側は後継者問題の解消や、M&Aによる事業継続が目的となるため、成功すれば両社にとってとても大きな利益となるのです。2つの企業が1つになることによって、会社のスリム化を図ることができます。それによって、リストラを伴なう場合がありますが、買収希望企業と1社ずつ順に交渉を進めるため、良い相手に恵まれれば、買収される企業にとっても明るい未来があると言えるかもしれません。

 

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