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M&A(Mergers and Acquisitions)

時価評価

時価評価とは何か?

M&Aにおける時価評価というのは、言い方を変えると「時価純資産価額法」です。特に中小企業のM&A評価では一番多く利用されているものなのです。この理由というのは、会社の資産を別々に時価で確認しその評価を蓄積して負債総額を差し引くので、他の方法と比べると客観性に優れています。また理解しやすく確実性にも優れているということができるでしょう。この時価評価のポイントは、もし現金預金があったとしても再評価が必要で、売上債権や貸付金の回収可能性も考慮している、棚卸資産はデットストックの減価を実施する、仮払金は内容を考慮して資産性を判断する、土地は直に修正を加えるなどです。

 

負債も時価が評価し直す

負債の時価評価はどうなるのでしょうか。よく考えてみると借りたお金を返済する必要が無くなったとか、商品代金を支払わなくても良くなったというケースは殆どないでしょうから、帳簿価格を時価評価に修正する必要はありません。一般的に帳簿には記載されていない社員の退職金・賞与引当金額などは、時価評価した痔か総資産から時価総負債を差し引いた金額が時価純資産となります。営業権に関しては、一つのオプションとして「年買法」というものがあります。これは直近3年間の平均利益を計算して、そのうちの何年か分を営業評権価額にして計算するといものです。この時の時価評価額というのは、時価純資産額と営業権をプラスしたものです。一般的には3年から5年を選ぶことが多いのです。

 

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