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リスクフリーレート

リスクフリーレートとは何か?

リスクフリーレートとは「無リスク金利」とも呼ばれており、理論的にリスクがゼロまたは極小の無リスク資産(リスクフリー商品)から得ることができる利回りのことを言います。元利金の支払いが保証された預貯金やインターバンクの短期金融商品、国債等の金融商品の利回りのことを言います。リスクフリーレートは安心して投資できることから一般的にこの商品が人気が高くなっており、金融商品を選択する時に儲けがあればあるほど良いですが、そこにリスクが伴うならばその商品を選択しずらいため、リスクフリーレートの金融商品の購入が多くなっているのです。以前は投資はリスクを冒しながらもたくさんの利益を得るための一発勝負のようなものでしたが、現在ではリスクをできるだけ減らして利益の大きさはあまり重視しない客が多くなり国債や短期預金等に人気が集中しています。そして通常マーケットでは「インターバンクレート(コールレート・LIBORなど)」や「国債」の利回りなどを指すことが多いのです。

 

リスクフリーレートは割引率算出に使われる

リスクフリーレートは割引率を算出する時にも利用されます。割引率とは将来価値を現在価値に変換する際に用いる利率のことを言いますが、リスクフリーレートにリスクプレミアムを加えたものになっています。投資信託(ファンド)などの運用成績のパフォーマンス評価では、リスクフリーレートをどの程度上回りリターン(投資収益率)を上げることができたかを超過リターンとして測定したりもするのです。なぜなら投資元本が保証されていない金融商品に投資する場合は、その期待収益率がリスクフリーレートを上回っていないとリスクを取る意味がないからです。リスクフリーレート商品はリスクが限りなく低い分だけ利益も限りなく低い為、長い年月をかけても元金から0.1%程度の利益しか得られないこともあります。しかしリスクプレミアムを考えることによって、賢明な金融商品を吟味することができるのです。通常でリスクを回避する傾向があれば、本来のリスクが発生しやすい所に敵対者がいないためにリスクは減衰しますが、得られる利益はそのままですからリスクに対する配当が極端に高くなってリスクフリーレートと同程度のリスクで大金を手にすることもできるのです。

 

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