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バーチャルデータルーム

バーチャルデータルームとは何か?

M&Aの交渉をするにあたっては、売り手も買い手も必要なデータや資料に目を通し交渉材料としていきます。そして、売り手側も買い手側も自社に有利に交渉を進めて行くために、データを存分に活用することを考えます。M&Aの交渉におけるデータや資料は膨大な量になります。さらに機密情報の漏洩の危険もありますので、それらを自分のノートパソコンなどにいれて気軽に外部に持ち運び、相手側に見せるわけにもいきません。相手によっては見せる資料を制限したいと思う場合もあるでしょう。そんな時に役立つのが、バーチャルデータルームです。バーチャルデータルームとは、物理的なデータルームではなく、Web上での電子化された関連資料を開示する場所のことです。そこは機密性が高く、セキュリティが確保されており、関係者のみがアクセスできるようになっています。バーチャルデータルームを活用すれば、売り手側は開示される資料にアクセスできる場所を制限するなどの方法で、開示する資料の範囲ですとか開示対象先をコントロールすることができます。

 

開示資料により活用するルームが違う

データルームには、フィジカルデータルームとバーチャルデータルームがあります。そして、開示する資料の性質、範囲、開示対象先によりそれぞれのデータルームが活用されます。フィジカルデータルームでは、物理的なデータルームに設置されるハードコピーを閲覧できるのに対し、バーチャルデータルームでは、Web上の領域で電子化された資料を閲覧することになります。地理的な原因で物理的なデータルームへのアクセスが難しい場合(いわゆるクロスボーダー案件の場合)や、多数の買い手候補があってファイルや印刷の可否を個別に設定する必要がある場合、買い手側の候補の閲覧状況をリアルタイムで確認したいと思う場合などにバーチャルデータルームを活用するなら便利です。M&Aもそうですが、期間には限りがあるのが一般的ですので、効率良くバーチャルデータルームを活用することは、実益を得る上で役立つことでしょう。

 

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