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ストックオプション会計

ストックオプション会計とは何か?

M&Aの手続きに関連して使用する用語に、ストックオプション会計というものがあります。M&Aをスムーズに進めていくには、各種用語について、適切な理解をしておくことは、大切になってきます。M&Aに関する知識だけでは、適切なM&Aを行うことは難しいでしょう。ストックオプションというのは、企業が、その企業の取締役や、監査役、執行役などに対して付与する、新株予約権のことをいいます。狭義には、インセンティブを目的とし、無償で役員や従業員等の発行する新株予約権をストックオプションと呼称しますが、昨今では1円ストックオプションの活用も広がって、有償発行を指すケースもあります。新株予約権は、一般の投資家等に発行される点でストックオプションと違いがあって、税制や会計処理においても取扱いが異なっています。合理的な方法に基づいて、費用として計上する金額を決定します。この時、損益計算書や、貸借対照表への計上に関わる会計処理のことを、ストックオプション会計といいます。つまり、ストックオプション付与時に、その公正な評価額を計算して、この評価額を基にして、勤務対象期間を基礎とする合理的な方法、その他の方法に基づいて計算された費用計上額を、権利行使確定日か、失効が確定するまでの間、損益計算書に計上し、同額を貸借対照表に計上する会計処理をすることです。

 

M&Aを進める際はストックオプション会計に注意

近年、M&Aなどの複雑な手続きを進める機会が多くなってきています。M&Aに関する知識が必要なことは言うまでもなく、他にも多くの知識を持っていることが重要となってきています。例えば、ストックオプション会計のような用語についての理解が欠かせません。企業では、ストックオプションという、新株予約権を付与していることがあります。M&Aを進める際は、きちんとストックオプションのことも意識しなければなりません。ストックオプションの権利を行使するまでには、一定の期間が必要になりますが、その間にM&Aが行われた場合などは、会計処理が複雑になってきます。ストックオプション会計の考え方を理解しておくことで、適切にM&Aを行うことができるのです。

 

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