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クロスボーダー

クロスボーダーとは何か?

このクロスボーダーには「国境を越えて行う」という意味があります。特にM&Aの市場では、国内の企業と海外の企業という国際間のM&A取引のことを意味しています。これには大きく二つの種類が考えられることでしょう。つまり海外企業が日本企業に対して会社売却を行うOut-Inと、日本の企業が海外の企業を買収するIn-Outというものです。特に2011年頃から日本の企業も積極的にクロスボーダーを行うようになっています。円高という状況の下では、為替の関係から海外企業を買収することがより容易になってきます。国内市場だけでは頭打ちになっている状況を打開するために、世界市場に視野を広げる企業も多くなっているのです。M&Aによって市場や販路を開拓したり、その場所によりマッチした戦略ののれんやノウハウを購買するという有効性が高まっています。もちろん、このようなクロスボーダーM&Aを行う際には、国際税務への対応が必要になってきます。例えば租税条約とか外国減税控除、過少資本税制、タックスヘイブン対策税制などがそれにあたることでしょう。

 

M&A戦略は税務ストラクチャーの構築が重要

もし買収資金を調達した場所と、実際に事業活動を行っている場所が異なるのであれば、その事業活動によって発生するキャッシュフローを、買収資金を調達した場所に戻す必要があります。この時に非常に大きな税負担というものが生まれてくるのです。ですからクロスボーダーM&A案件を成功させるには、国際税務を考慮した最適な税務ストラクチャーを構築するということが、必要不可欠になってくるのです。特に会社売却を行う時よりも、会社買収をする時の方が、こうした国際税務というのは難しくなります。日本は欧米に比べると資金力が潤沢であり、経営者の意志決定に株主も従うので大型のクロスボーダーM&Aが成功しやすいと言われています。

 

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