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M&A(Mergers and Acquisitions)

有価証券報告書

有価証券報告書とは何か?

有価証券報告書とは、金融取引法で規定されている事業年度ごとに作成する企業内容を外部へと開示するための資料のことを言います。有価証券報告書は、原則として事業年度経過(決算日)後3ヶ月以内(外国会社のケースは6ヶ月以内)に提出しなければなりません。しかし一定の条件を満たすと延長も認められています。延長企業の一覧は日本取引所グループのWEBページで確認することができます。その企業の状況を詳細にするための資料として有価証券報告書があります。有価証券報告書には、財務状況を含めた色々な情報が掲載されています。株式市場に上場している企業や発行株式が多い会社に関して発行が義務付けられているのです。もし有価証券を提出しなかった場合や虚偽の記載をした場合、刑事罰や行政罰、民事責任、上場廃止など重い罰則を受けることになります。例えば、ライブドア事件やオリンパス事件などが挙げられます。ですから、市場に株式が流通している上場企業と一定数以上の株主数があって特定の条件を満たした企業は、投資家保護の観点で有価証券報告書を提出しなければなりません。

 

M&A時の基礎情報として活用され事業を成長させる

報告書の主な内容というのは、企業の概況や事業の状況、設備の状況、提出会社の状況、経理状況(連結財務諸表等、財務諸表、資産や負債等)提出会社の株式事務の概要や、監査報告書、その他の参考情報等が掲載されていきます。これらの情報に基づいて投資に対する判断が行われていきますが、会社売却やM&A等の検討を行う材料としても機能します。企業の合併や買収、そしてM&Aの検討の場合にも用いられるため、良いイメージがないのが一般的かもしれませんが、魅力的な事業を持つ会社が一つになり新しい事業を起こすということは、産業を活性化させる点で重要でとても魅力的なことなのです。買収や合併は事業の成長のために活用されるものであって、悪いことではないのです。ですから色々な手法によってM&Aを行う会社がたくさんある中で、この有価証券報告書は重要視されるのです。

 

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