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経営コンサルティング

社会医療法人とは

社会医療法人とは?

医療法人が地域医療の主役を担っている現状は既に存在していますが最近では、公益性の高い医療を担ってきた自治体病院が三位一体改革や地方財政の逼迫化により、赤字体質の慢性化という非効率的な状況、医療機関自体の閉鎖に陥ってきています。
そこで、今後は医療法人に地域医療の主役を本格的に担いつつ、医療法人の運営上の知恵を活かし、効率的に取り組めると考え、2006年に医療法を改正しました。
2007年度より社会医療法人という新しい法人類型が創設されることとなりました。

社会医療法人の特徴としては、
①休日診療、夜間診療等の救急医療、へき地医療等公益性の高い医療を担わなければならない
②自治体病院民営化の公募の際に一般の医療法人よりも有利になる
③社会医療法人債を発行する場合、財務諸表監査が義務化
④社会医療法人債(公募債)の発行が可能
⑤収益事業、特養を除く社会福祉事業の運営が可能
⑥自治体病院の遊休病床が優先的に割り当てられる
⑦重症難病患者への継続的な医療
⑧患者の早期社会復帰につながる医療連携
⑨先進的な医療安全や疾病予防に取り組んでおり、患者や地域の医療機関に対し無償で相談助言・普及啓発する活動。
⑩感染症患者への医療
⑪質の高い医療従事者の確保・育成に関する活動
といったことが挙げられます。