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資産査定
資産査定とは何か?
M&Aにおいては売却側、買収側どちらの視点から見ても、売買の対象となっている企業に適正な価格を付けることが非常に大切です。基本的には、買収を考える側とその売却を考えている両者がM&Aという案件に同意して、買収側が対象となる企業のデータ分析や確認をすることになります。その時に行われる企業価値の確認でとても重要になるのがこの資産査定なのです。この作業というのは、貸借対照表に計上されている資産が本当に実在しているかをチェックし、同じタイミングで査定を行った日における価値を算定します。売却側にとってはM&Aが完了すればそれで終わりですが、買収側にとってはその資産を活用するのか処分するのかということを考えなくてはいけません。ですから交渉の段階でしっかりとこの資産査定をチェックすることが重要なのです。
デューデリジェンスでは従業員へのヒアリングも
資産査定の実際の方法というのは、デューデリジェンスの際に行われ、会社を売却する経営者や従業員へのヒアリングも行われるのです。さらに資産を買収する側の経営陣が、直接確認する作業も含まれています。しかし、この資産査定では非常に専門的な知識が必要とされるため、現在のM&Aでは買い手が会社が自分たちで行うというよりもM&Aを得意とする外部業者に査定を依頼することが増えています。