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意見表明報告書

意見表明報告書とは何か?

これは金融商品取引法に基づいたM&Aのための公開買付をする時に必要になる文章のことです。具体的には買収される会社の経営陣が、公開買付に関して賛同するのかなどの意見をまとめたものになります。公開買付に関する株券などを発行するものは、その開始公告日から、証券取引法で決められている期間内に、この意見表明報告書を内閣総理大臣あてに提出することになっています。この内容ですが、金融庁の電子開示やシステムを使った「電子提出」となっています。具体的には「EDINET」と呼ばれるシステムを使うのが最も一般的で、一般の投資家も自由にその内容を閲覧することができます。他にも証券取引所とか、財務局などからアップされている意見表明報告書をチェックすることもできるのです。

 

M&Aを行う際に重要なのは内容

M&Aを行う際に、非常に判断に重要なのがこれを「いつ」開示して、さらに「どんな内容」にするのかということです。これらのことは、実際の取引が終わってからの経営戦略にも大きな影響を与えることだと言われています。以前は、M&A取引に関して検討する内容や、その取引の詳細情報はかなりのトップシークレットであり、法令で規定されている範囲でのみ開示が行われていました。しかしこの意見表明報告書は、公開買付が実施された日から10日以内の提出が義務付けられていますし、それに対してどんな意見を持っているのか、そして株主に対するメッセージも含まれているのです。

 

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