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入札方式

入札方式とは何か?

入札方式というのは、M&A(会社売却)の交渉や取引方法のひとつのことです。そして、入札方式というのは売却案件に対して複数の買収を希望している会社がいた場合に、買収希望会社が入札によって一番良い条件を出した会社を最終的に買収会社にして決定する、という方法のことです。この場合の提示条件には、買収金額だけでなくストラクチャー、スキームや、買収後の経営方針なども選考する対象となります。ですから、入札方式というのは、必ずしも最高価額を提示した会社が落札者になるとは限らないのです。しかし、入札方式というのは一般的には相対方式と比べると、値段が高くなっているので決着がつきやすくなるというのが特徴になっています。入札方式は、「競売方式」や、「コンペ」、「ビッド方式」などとも呼ばれます。

 

M&Aではオークションとは少し違う

入札方式とは、複数の買取を希望する会社がいる場合に行なわれる方法です。M&A(会社売却)において入札方式を導入した場合は、オークションとは多少違いがあります。一般的なオークションの場合、入手できる条件というのは、買収金額によってすべてが決まります。ですから、オークションの場合は高値をつけることによってそれを勝ち取ることができることが特徴となっています。しかし、入札方式というのはスキームも関係がありますし、買収後の経営方針も検討したうえで選ぶことになりますから、一般的なオークションとは多少違ってくるという点で違いがあるのです。売る側からするならば、複数の買取希望会社から金額を掲示してもらえることは、他と比較検討することができるという、メリットがあります。しかし、提示金額だけで買い手企業を選択しがちになる傾向があります。そのため、提示金額で決めた場合は、自分の会社と相手の会社との相性を考えていなかったり、買収されてから経営方針や、ビジョンの違いがあることを見落としてしまうという、デメリットがあるのです。

 

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