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キラービー

キラービーとは何か?

キラービーとは、敵対的M&Aが行われたときに、買収の標的となっている企業をサポートする勢力のことです。よく日本では投資銀行というふうに訳されていますが、M&Aや証券引受の業務を行うInvestment Bankがキラービーと成り得るでしょう。つまりこのInvestment Bankerが攻撃を受けている企業のアドバイザーになり、敵対的M&Aを乗り越えることができるように色んな戦略を構築するのです。でもどうしてキラービーという呼び方をするのでしょうか。実は語源は1956年にブラジルに研究目的で輸入されてきたアフリカ蜂にあるのです。輸入されたもののうちわずかですが、26匹が誤って外部に逃げてしまいました。その時にはこれらの蜂が人間や家畜に大きな脅威となりました(実際に200人強が死亡したという情報もあります)。交配や防衛策などの模索を20年ほど続けてようやくこのような状況は沈静化されることになりました。

 

キラービーの由来

でもなぜここまでアフリカ蜂が脅威になったのでしょうか。その性質というのは、警戒フェロモンに対する反応が非常に敏感で攻撃性を一気に増すというものです。敵と認識すると数時間しつこく襲い続け、どこまでも攻撃対象を追い続けます。さらにキラービーには毒があり、何百回も刺されるとそれはガラガラヘビの毒と同じレベルになります。InvestmentBankerも防衛側のアドバイザーとして、防衛だけではなく敵対側に対して強い攻撃性を持っています。特に脆弱である部分を見つけて、それをしつこく襲い続けますので、防衛側にとっては非常に心強い見方であると言えるのです。

 

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