商品が店頭に並んでも売れなければ業者が処分
前回は、仕入れの難しさについて書きました。例えば、買取りの場合の例で、料金の受取と仕入れの方法として、古物商が消費者の家まで取りに行くということがあります。いわゆる出張買取です。いま仮に仕入れる商品が、家庭で使う電気製品だとして、買取額(仕入れ値)が定価の10%が目安とすると、一方もうひとつの販売方法である委託販売とは、消費者から売りたいという買取希望商品を1ヵ月~三ヵ月くらいの間預かって、預かった商品を売ることをいいます。その際は、売値の100%が売上ではなく、約束した委託販売の手数料が売上なのですが、もし預かった物が売れた場合にはその売れた金額の20~40%の委託販売手数料をもらうというシステムです。
古物商仕入れの肝は買取りか委託販売かを見極める
古物商の場合、商品を仕入れるとは、消費者からの買取とか委託を指しますが、買取りのなかにも大きく分ければ店買いと買出しといった方法があるのです。
店買というのは、顧客が買い取ってもらいたい商品を店に直接持ち込み、それを買取る場合を指します。ただ、ときどき持ち込んだ商品に法外な値段を要求するお客様もいます。それをどうやって折り合って納得してもらうか、お客様を上回る商品知識と接客の仕方などが要求されます。
もうひとつ買い出しとは、一般消費者から売りたい物がありますと連絡を受け、家庭まで商品を買取りに出張することです。点数が多いとか、引越しで整理したいとか、家の建替えで解体するといった場合によくあります。
多くの場合は要らないからともかく持っていって、値段はプラスになればといいう人が多いのですが、やはり人は高く買ってほしいもので、買取り値をつり上げる人もいますから値付けを誤らないことが重要です。

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