取扱うものが古物だから、余計にお店をきれいにしなくちゃいけない
要するに、従来の中古リサイクルショップでは、店舗に投資しないやり方が多かったのです。それは商品が古着という古物だから、店も安く済ませようということです。でも、そういうところはダメになっていく。反対で、取扱うものが古物だから、余計にお店をきれいにしなくちゃいけないといいます。
100円のシャツも1万円のコートも同じハンガーに掛かる
しかし、もちろんそれにはコストがかかるし店舗も維持できなくなります。だからこそ、それからできるだけいい商品にしても集めて、できるだけ安く提供したいとというのです。そうでないと100円のシャツも1万円のコートも同じハンガーに掛かるなんてイメージ的に良くないですね。だから委託料を頂くことにしていいものはこちらへ、それ以外は他の店へどうぞと差別化することに成功したのです。
中古高級ブランド委託販売店の開業費用は700万円
運営姿勢は、販売手数料にもそのまま反映されています。当初は販売価格の35%だったのですが、経営的に成り立ちにくいので高級ブランド品は30%、それ以外の一般商品は45%といいます2通りのシステムに変更したのです。最初の商品は友人や知人などの協力を得て、トラック1台分かき集めて立ち上げ、開業にあたっては、店舗の保証金や家賃、内装工事費、広告宣伝費などを含めるて700万円ぐらいかかったが、バブル期に突入する直前だったこともあって、月平均100万円売り上げていた。これは初年度から黒字になって大成功だろう。ちょうど開業から10年目の平成8年に株式会社を設立して法人化し、順調に業績を伸ばしている素晴らしい会社です。