「一般社団法人」は身近な存在?
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「一般社団法人」という名前。
何となく聞いたことがある、という人はけっこう多いかもしれませんね。
でも「名前は知っているけれど、どんなものなのかよく分からない」
「『法人』という文字が入っているけれど、普通の会社とは違うの?」
など、その中身についてはあまり知られていないのではないでしょうか?
しかし、みなさんが思っている以上に「一般社団法人」はたくさん存在しているんです。
「一般法人・公益法人等情報公開共同サイト」や「公益法人データベースシステム」といったサイトを利用すると、どんな一般社団法人が存在するのかを調べることができます。
全ての団体がサイトに載っているわけではないので、これらはほんの一部です。それにもかかわらず、これだけ多くの名前が並んでいることに驚きますよね?
団体の名前をざっと見ていくと、だいたいどの都道府県にもあるものは、医師会、銀行協会、建設業協会、漁業協会など、仕事に関連したものですね。これらは、その仕事に就いている人たちが働きやすくなるように設立された団体です。
しかし、もっとじっくり見てみると、国際交流、子供育成、サッカー、社交ダンスなどといった名前がついたものも見当たります。共通の活動目的や趣味をきっかけに設立されたもののようですね。
「一般社団法人」という制度を利用すると、普通の会社のようにお金を得るためではなく、社会貢献活動や、趣味を通じた交流のために法人を作ることができるんです。
「社会貢献活動や趣味を通して人生を楽しみたい!充実させたい!」と思っている人たちをサポートするための法人、と言ってもよいかもしれませんね。
中身が少しずつ分かってくると、前よりも身近な存在に感じられませんか?
「法人」という言葉の印象からか普通の会社をイメージしてしまい、その設立に関する知識は自分には関係ないこと、と思っている人はとても多いんです。
しかし、意外と誰にでもその設立に関わる可能性があるものなんですね。