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人材募集
まず飲食店の開業には人手を集めなきゃなりません。「人は石垣 人は城」と言いますが、良くも悪くも「人は店」なんです。
そこで募集広告を出すときのコツをひとつ。
日刊アルバイトニュースでも何でも結構ですからパラパラめくって募集記事の時給を見てください。
だいたいの相場が分かったら、あなたはそれにできるだけ上乗せした金額で募集をかけるんです。
各都道府県で「1日の最低賃金」というものが決まっています。アルバイトニュースなんかだとたいてい労働基準監督署が記事を載せてますが、分からなければ聞いておきましょう。(ここ大事・・・中間テストに出ます)
募集時給はこの最低賃金を下回らなければいいんですから、なるべく人件費を抑えたい店側からするとこれは一見常識から外れているように見えます。
実はそうじゃなくて、同業他社より高い時給で募集すると応募者がより多く集まって来ますね。むろんこの時点では玉石混交です。これをフルイにかければいいんです。
応募者はまず時給を見ます。安い時給だとパッパラパーしか来ません。
ときどき最低賃金そのものの金額で募集を出している会社を見かけますが、だからこれは下手なやり方なんですね。
さて人手が集まったら、次は面接です。ここで問題。
面接の本質ってなんでしょう?
私の答えは「あてにならない」です。いきなり変なことを言うようですが、これ12年間の経験に基づく実感です。
すなわち人は使ってみないと分からないのです。面接ですべてを判断してはいけません。真っ赤な髪をしていたり鼻にピアスをしていたりなどといった明らかに見た目のおかしいのを振るい落とす段階だ、くらいに考えておきましょう。
正社員が必要なら、まずアルバイトとして3ヶ月くらい様子を見て、使えそうだと思ったら、「正社員になる気があるか?」と個別に声をかけると、ほぼ間違いありません。
「馬には乗ってみよ、人には添うてみよ」とは人を雇うときの真実でもあるのです。
マニュアルの限界
小さな個人営業の店ならともかく、たいていの店にはマニュアルがあるものですよね。
便利なものです、マニュアルって。
お盆の持ち方、歩き方に始まってお客様への対応、クレームの処理の仕方、果ては強盗対策まで書いてある。マクドナルドのマニュアルは百科事典3冊分の厚さがあるそうです。
これだけ書いてあれば万全ですよね。
ところが残念ながらそうではありません。お客様にはさまざまな人がいます。とてものことに十把一からげにして無味乾燥なマニュアルごときで片付けられるものではありません。
こんな場合はどうする、こんな人が来たらどうする、とすべての状況を網羅するわけにはいきませんから、基本的な骨の部分だけを抽出してあるのがマニュアルなのです。
骨ですからあとは責任者の力量次第でどうにでも応用できます。
この場合、応用というのはマニュアルに頼らないことも含みます。つまり店を守る責任者は、場合によってはマニュアルを盲信してもいけないと思うのです。
たとえば小さい子供連れの家族が来店した時。普通だったら親に向かって「いらっしゃいませ」って言いますね?
でも私は親なんか無視して、いきなり子供の前にしゃがみこんで目線をあわせ、
「いらっちゃ〜い」
と言ったんです。
席に案内する時には、その子にメニューブックを持たせました。
「はい、お仕事」って。その子はとっても嬉しそうでした。
子供は大人の真似をしたがりますから、一人前に扱われるととても喜びます。子供が喜んでいれば親だっていい気分なんです。
地区長には「マニュアルに外れたことをするな!」って、怒られましたけど。
それでもお客さんが喜ぶことは続けました。結局は誰のためのマニュアルか?ってことだと思うんですよね。
あなたは、どう思いますか?
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